こんにちは、たなかりんです。在宅でWebライターというお仕事をしています。私はこのブログのほかにもいくつかのブログを保有していますが、どれもWordPress(ワードプレス)というCMSを利用しています。

 

「Webライターなんて働き方があったのか!」というだけでも驚いている方は、WordPressだのCMSだのと言われてもチンプンカンプンで、「それ以上は教えてもらわなくてもいい」と思うかもしれません。

 

けれど、WordPressについて知っているか知らないかで、Webライターとしての仕事の幅も、報酬の金額も変わってきます。

もしあなたが、Webライターでお金を稼ぎたいと考えているなら、WordPressという名前と、それがどんなものかぐらいは、知っておいて損はありません。

CMSって何?

CMSは、コンテンツ管理システム(content management system)の略称です。分かりやすく言うと、ブログを作るためのソフトです。そして、日本はもちろん、世界中でもっとも広く利用されているCMSがWordPressです。

 

「ブログを作るソフトって「アメブロ」みたいなもの?」と思った方もいるかもしれませんね。あるいは、「Seesaa」や「FC2ブログ」などの無料ブログを連想した方もいるでしょう。

 

アメブロなどの無料ブログは、一般的には「ブログサービス」と呼ばれています。無料ブログの位置付けとしては、TwitterやFacebookといったsnsに近いです。

設定や投稿の方法はsnsと同じくらい簡単で、パソコン操作に慣れていない人でも、簡単に「自分のブログ」を作ることが出来ます。

 

Facebookの投稿はどんどん流れていくので、過去の記事を探し出して読むのは面倒ですが、ブログサービスはカテゴリーを分けて管理することができるため、過去記事を探しやすく、ブログ全体を見渡しやすくなっています。

また、ブログサービスによっては、アフィリエイトリンクを貼ってお金を稼ぐことも出来ます。

 

「アフィリエイトリンクってなんのこっちゃ?」と思われた方は、「自己アフィリエイト」のカテゴリーに書いている記事をぜひ参考にしてください。

「自己アフィリエイト」

 

CMSとブログサービスの違い

アメブロなどのブログサービスは文字通り「サービス」で、運営している会社がCMSで作った巨大なサイトの一部を、無料で使わせてもらえるんです。

 

ブログサービスを提供している会社は、あなたに無料でスペースの一部を使わせてくれる代わりに、あなたが書いた記事を読んだ人から広告収入を得ることができます。

あなたがたくさん記事を書けば書くほど、その記事が多くの人に読まれれば読まれるほど、たくさんのアクセスと広告収入が運営している会社に入るわけです。

 

また、利用者に有料のオプションサービスを提供しているブログサービスもあり、この場合は、利用者からも収益をあげることができます。

 

つまり、あなたには「無料で簡単にブログが作れる!」というメリットがある一方、運営している会社には「何もしなくても勝手に広告収入が入って来る!」とか、「サイトへのアクセスが増える!」といったメリットがあるわけです。

 

ブログサービスを使わずに、ブログを構築する部分から自分で行い、自分の記事に対する広告収入は自分がゲットするのが、WordPressなどのCMSを利用してブログを構築するということです。

これはあくまで広告収入を得る場合の話で、自分でブログを構築するメリットは、このほかにもたくさんあります。

 

ブログサービスのメリット

ブログサービスを利用している人はとても多いので、アメブロやFC2ブログに記事を書くと、すぐに読者登録してくれる人が現れたり、コメントをくれる人も出てきます。

このため、「もっと記事を書こう!」というモチベーションを維持しやすいというメリットがあります。

 

また、ネットショップや実店舗の宣伝にはとても効果的です。特にアメブロは、絶対に活用したほうがいいサービスのひとつです。

 

もうひとつのメリットとして、初心者でも扱いやすいという点があります。何だかよく分からない設定箇所はたくさんありますが、それでも、おっかなびっくりブログを書き始めることが出来ます。

 

けれど、どんなにアメブロの利用者が多くても、より多くの人にあなたの記事を見てもらうためには、それなりの工夫が必要です。

 

この「工夫」をするのはなかなか大変で、本気でアメブロを使いこなしたいなら、マニュアル本を最低でも1~2冊は買った方がいいです。初めてアメブロでブログを作ったとき、私はソッコーで解説本を買いました(笑)

 

ブログサービスのデメリット

ブログサービスの最大のデメリットは、無料で「間借り」しているわけだから、好き勝手なことはできない点です。

もしあなたが、これからブログをやろうと考えているところなら、この「好き勝手なこと」が何なのか、ますはそこがよく分からないかもしれませんね。

 

簡単に言うと、ブログサービスにはルールがあり、使用するにはルールを守らなければいけません。例えば、アメブロではアフィリエイトが禁止されています。もしやると、アカウントを消去されます。その他にも、いくつかの「禁止事項」があります。

 

とは言え、よっぽど変な記事やあくどい記事を書かない限り、この禁止事項に触れることはまずありません。

 

けれど、最初にも書いたように、ブログサービスはsnsの延長といった位置付けです。基本的には日記を書くためのコミュニケーションツールで、お金を稼ぐためのツールではありません。

ですから、アフィリエイトでお金を稼ぐ目的でブログを作るのであれば、無料ブログという選択肢は消した方がいいです。

 

ブロガーの中には、無料のブログサービスを利用してお金を稼いでいる人もいます。けれど、このような人はかなりのブログ上級者です。

ブログ初心者が無料のブログサービスでお金を稼ごうと考えるのは、いばらの道を通るどころか、蜘蛛の糸を上るようなものです。

 

WordPressは世界中で広く使用されているCMS

ということで、「ブログに記事を書いてお金を稼ぎたいなら、CMSを使って独自のブログを作りましょう!」という話になるわけですが、ここで登場するのが「WordPress」です。

 

WordPressの他にもCMSはありますが、WordPress以外のCMSがあることを知らない人も少なくないくらい、その存在はマイナーです。マイナーということは、使い方で何か分からないことが出て来たときにネットで検索しても、何もヒットしない可能性が高いということです。

 

逆に、WordPressは利用者が多いので、ちょっとしたことでも、分からないことがあればグーグルで検索すると、必ずと言っていいほど誰かが解説記事を書いています。

このため、WordPressの操作本をわざわざ買う必要はありません。

 

WordPressの利用者が今後も増え続けるのは間違いなく、今この瞬間も、WordPressの操作に関する新しい記事を、多くの人が自分のブログに書いています。

 

「こっちの方が使いやすい!」という人も多い、別のCMSももちろんあります。あなたが、Webライターでお金を稼ぎたいと考えているのでなければ、使いやすいと感じたCMSや、分からないことがあるときに、身近に質問できる人がいるCMSを利用して、あなた独自のブログを構築してください。

 

けれど、Webライターでお金を稼ぎたいと思っているなら、WordPress以外のCMSでブログを作るのはもったいないです。なぜなら、WordPressの操作に慣れていると、Webライターの報酬は確実に増えるからです。

 

なぜWordPressに慣れているとWebライターの報酬が増えるのか?

答えは単純です。WordPressを利用している依頼者が多いからです。このため、WordPressに直接記事をアップして欲しいという依頼もあります。WordPressを扱えないライターさんはかなり多いようで、この手の依頼は報酬が高額です。

 

記事をアップするだけじゃなく、画像の選定や文字装飾を依頼されることもあります。記事は書かなくていいので、文字装飾だけしてほしいという依頼もあります。

 

また、WordPressの操作に関する記事の執筆依頼も数多くあります。WordPressを使ったことがないと書けない内容の執筆は、ライバルが少ないため、応募すると採用もされやすいです。

このように、「WordPressが使える」というだけで、仕事の幅や報酬が増えます。

 

WordPressを使うために必要な準備は?

WordPress自体は無料でダウンロードして使えますが、WordPressでブログを構築するためには、大量のブログデータをネット上にアップできる、ネット上のサーバーが必要です。いわゆる「レンタルサーバー」と呼ばれるものです。

 

そしてもうひとつ、あなた専用のブログをネット上に構築するためには、あなた専用のネット上のアドレス、「ドメイン」が必要です。

この、レンタルサーバーと専用ドメインの取得にはお金がかかります。いくらかかるかは、どのサーバーとどのドメインサービスを使用するかによって大きく変わります。

 

「お金がかかる」と聞いた時点で、ためらう人もいるかもしれませんね。とりあえず、最初は一番安いサービスを利用してやってみようと思った方もいるでしょう。

 

はっきり言います。ためらいを感じるようなら、今はまだWordPressに取り組むのはやめておきましょう。ためらいながら取り組むと、普通にやっていればうまくいくことも失敗します。

 

レンタルサーバーを借りるには、初期費用と月々の利用料がかかります。そして、利用料は半年や1年といった単位でまとめて払う方が割安です。

それに、いくらWordPressは無料で利用できると言っても、設定はそれなりに大変です。ためらいの気持ちがあると、これらの費用や労力が、もったいないと感じます。

 

ものは試しに短期間だけ契約するより、覚悟を決めて長期契約をした方が、お得だし後悔もしません。

お金と時間を無駄なく使う(投資する)ためには、やり通す気持ちの準備も必要です。

 

投資をするときは必ず回収するつもりで行う!

レンタルサーバーとドメインの費用に具体的にいくらお金がかかるのかというと、目安は年間で15,000円くらいです。月々1,200円ほどなので、決して高すぎる金額ではありません。

 

アフィリエイターを目指す人は、アフィリエイト報酬でこの15,000円の経費を回収しようと考えます。けれど、ゆくゆくはアフィリエイト報酬を得たいと思っているけれど、いまはWebライターの報酬アップを目指してWordPressに挑むのなら、ライティングの報酬で費用を回収したいところです。

 

アフィリエイトのまったくの初心者が、一切の教材も買わず、誰の指導も受けずに初月から15,000円のアフィリエイト報酬を得るのは、ほとんど不可能です。1年後でも難しいかもしれません。アフィリエイターとして収入を得るためには、ある程度の投資と知識が必要です。

 

それに対してWebライターは、まったくの初心者で、一切の教材も買わず、誰の指導も受けずに見よう見まねで仕事に取り組んでも、積極的にライティングの依頼を引き受けていれば、初月から15,000円の報酬を得るのは不可能ではありません。

 

Webライターは、良くも悪くも経費がほとんどかかりません。けれど、仕事にはある程度の「必要経費」がある方が、張り合いが出ます。なぜなら、「使った経費はなんとしても回収したい!」という思いが、やる気につながるからです。

 

なにより、WordPressで実際にブログを作ってみることで、アフィリエイターが何を重視しているかや、どんな記事が反応がいいかといった「コツ」も分かるようになります。

そう考えると、Webライターでお金を稼ぎながらネットビジネスの勉強をしたいなら、できるだけ早くWordPressで独自のサイトを構築するのがベストです。

 

まとめ

まだWordPressに挑むことを悩んでいる方がいることも踏まえて、私が個人的におすすめだと考えているブログ構築の手段を紹介すると、コミュニケーションだけが目的なら「アメブロ」、WordPressを見据えてブログを書く練習をするなら「blogger」、できるだけ早くお金を稼ぎたいなら「WordPress」です。

 

アメブロとblogger以外の無料のブログサービスもたくさんありますが、いずれのサービスも、Webライターの報酬アップにつながるメリットはほとんどありません。そしてもちろん、できれば最初からWordPressに挑むのが一番おすすめです。

 

どんなサービスにも、適した利用方法があります。これが良い、あれはダメなんてことはありません。あなたがブログを作る目的を明確にし、その目的に一番合っているサービスを選ぶことが重要です。