こんにちは、たなかりんです。在宅でWebライターというお仕事をしています。
じつは先日、75歳の私の母が、深刻な眼病を発症していることがわかりました。
「加齢黄斑変性症」という病気です。
この病気はおもに高齢者が発症するものですが、医師のくわしい説明を聞いているうちに、Webライターのように一日中パソコン操作をする仕事をしている人は、だれしも発症するリスクが高い病気だと気付いたんです。
私と同じように、この病気についてまだあまり深刻に考えていない人も多いんじゃないかなと思ったので、いったいどんな病気で、どんな人が発症しやすいのか、病気の原因とメカニズムや、効果的な予防法について紹介します。
Contents
加齢黄斑変性症とは?
学術的な説明はむずかしくてちょっとわかりにくいので、簡単に説明すると、網膜の「黄斑」という部分に障害が起こる病気です。
私たちが物を見るときは、この「黄斑」がとても大きな役割を果たしています。ですから、黄斑に障害が起こると、物をきちんと見ることができなくなるんです。
初期症状としては、物がゆがんで見えます。突然、大きくゆがんで見えるわけではなく、徐々にものが見えにくくなるだけなので、多くの場合、異常に気付きません。
また、ゆがんで見えるのは物体の中央だけで、まわりはゆがんで見えないので、「気のせいかな?」って思いやすいんです。
症状がすすむと、視力が低下します。でも、もう歳だし、目が見えにくいのは当たり前かなと思ってしまいますよね。実際、多くの方があまり深刻に考えなくて、「どうも目がおかしい…」と思って病院を訪れたときは、かなり症状が進行しているケースが多いんです。
加齢黄斑変性による視力低下の原因は、毛細血管の破裂による内出血。
近視と違って、回復しないどころか急速に視力の低下が進みます。治療しないで放っておくと、最悪のばあい、物の判別ができないほど目が見えなくなるという、かなり怖い病気なんです。
加齢黄斑変性についてもっとくわしく知りたい方は、こちらを参考に。
http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/amd/20874.jsp
※参天製薬の公式サイトより抜粋
どんな人が発症しやすいのか
病名に「加齢」とついているぐらいですから、やはり高齢者が発症しやすい病気ですが、高齢といっても70代以上とは限りません。早い人は50代から症状がでる人も。
50代って、私はあと数年なんだけど…って思うと、いきなりひとごとじゃなくなりました。
加齢のほかに発症しやすい人の条件としては、高血圧、高脂血症、肥満性、喫煙者、遺伝などがあります。いずれも、多くの病気にいえることですよね。
また、発症しやすい環境としては、太陽光、パソコン、過度のストレス、過度の運動、食生活のみだれなどがあります。
あまり神経質になる必要はありませんが、太陽光を一日中浴び続ける仕事をしている人や、逆に一日中屋内でパソコン作業をしている人は、そうでない人にくらべて発症しやすいんです。
効果的な予防法はある?
発症しやすい人の特徴と環境をさける生活を意識することで、病気の予防に大きな効果があります。また、適度な運動と栄養バランスのとれた食事を心がけることも大切。
そんな簡単にいまの生活リズムを変えられないよー、だって仕事なんだから!と思うかもしれませんが、発症したら生活が一変してしまうとても怖い病気です。
「加齢黄斑変性」は、発症して症状が進行してしまうと治せない病気です。落ちた視力は戻らないし、死ぬまで治療を続けなければいけません。長く仕事を続けたいし、老後も楽しく過ごしたいなら、少しずつでも病気の予防への意識を高めたほうがいいですよね。
私はWebライターという仕事をできるだけ長く続けたいし、これ以上たくさんの持病を抱えたくないから、母のつきそいじゃなくまるで自分のことかのように、一生懸命にお医者さんの説明を聞きました。
治療費はどれくらい?
加齢黄斑変性の治療費は、腰を抜かすような金額です。75歳以上の後期高齢者で、医療費の負担率が1割ならまだしも、3割負担の年齢で発症してしまうと、ふつうの家庭ではちょっと払い続けられない金額。
多くの人が高額医療費制度が適用される金額です。しかも、治療は一時的なものじゃなく、死ぬまで続けないといけません。
少々治療費が高くても、半年や1年なら頑張って続けようって思えるかもしれないけど、死ぬまでとなると、金額の負担が大きすぎる。医療費を払えなくて、治療を受けない人も多いようです。
サプリで予防できる!?
私は長年パソコンを使う仕事をしているので、ずいぶん前から目の不調に悩まされていて、ブルーベリーサプリを飲んでいます。母はテレビと新聞を見るのが大好きなので、やはりブルーベリーサプリを飲んでいました。
そこで、治療をはじめた後もブルーベリーサプリを飲み続けるかどうかを黄斑の専門医に相談してみたら、「どうせ飲むならブルーベリーじゃなくてルテインを飲みましょう!」と提案されました。特に、一方の目が加齢黄斑変性を発症した人は、もう一方の目を発症から守るのにルテインは効果が期待できるんです。
40代になったらブルーベリーよりルテインを飲む方がいいんだよね?って漠然と思っていたから、実は前にしばらくルテインのサプリを飲んでいたんです。
でも、いまいち「効いた感」がなくて、すぐに飲むのをやめちゃったんですよね、ルテインってけっこう値段も高いし。だけど、今回のことがあって「またルテインを飲もう!」って思いました。
予防は病気になる前に始めるもの
病気の予防って、実感できるものじゃありません。それなのに、「あ、効いてる!」って感覚がないと、意味がないって思ってしまう。でもサプリって、本来は病気を治療するためじゃなくて予防するために飲むんですよね。
お医者さんの説明を聞いているうちに、サプリに対する考え方が大きく変わりました。生まれて初めて「病気になりたくないからサプリを飲もう!」って思った気がします。
いままでは、目が痛いとか、めまいがするとか、すでになにかしらの症状があって、その症状を和らげたいからサプリを飲んでいました。けど、それってすでに遅すぎ…、おまけに、症状を和らげるためには、ものすごく大量にサプリを飲まないと効果を実感できない。
けど、予防のためならたくさん飲む必要はないんです。
おすすめのルテインサプリは?
母は、まだ発症していないもう一方の目を守るためにルテインサプリを飲む!って決めました。ちなみに、大学病院で「加齢黄斑変性」の専門医にすすめられたルテインサプリはこちら。
すすめられたサプリは病院の調剤薬局でも販売していましたが、ネットの方が安いと思って調べてみたら正解。ネットなら薬局より1000円も安く買えます。まとめ買いをするとさらにお安くなるので、わが家は毎回、3本セットを購入しています。
まとめ
加齢黄斑変性の治療は、先進医療を行っている大きな病院でしか受けられません。
検査用の設備がとても高額だし、設備がない病院には、一般の眼科医はいても黄斑の専門医はいない可能性が高いんです。ですから、治療を受けられる病院には、加齢黄斑変性の患者さんが大勢集まっています。
たまたま自宅の近くにそんな病院があるならまだいいけど、通院に1時間以上かかる人もきっと多いでしょう。ちなみに我が家もそうです。そして、治療の待ち時間は3~4時間。通院は1日仕事です。
病院では、加齢黄斑変性の患者さんがいまものすごく増えていると言われました。仕事中は一日中パソコンとにらめっこで、仕事が終わるとスマホやタブレットとにらめっこしている人が多い実情を考えると、今後も増える一方でしょうね。
「発症しやすい人」の条件にしっかりマッチしている人は、あらためて生活を見直したり、予防意識を高めることを強くおすすめします。
なお、記事の中で紹介しているサプリは以下から確認できます。